お客様よりベントレー・コンチネンタルGTのW12とV8の違いについてご質問がございました。
もちろん値段の違いはさておきまして、排気量はW12が6000ccでしてV8がなんと3分の2の4000ccですから普通車一台分も違うわけです!!
パワーにつきましては公表データでW12が575PS(423Kw)V8が507PS(373Kw)ともに6000rpmですって!データだけを見ますと排気量一台分の違いは、どこへ行ったの?と、考えてしまいますよね。車輌重量はV8がW12より150Kgほど軽くなって2320Kgとなります。でもスーパーカーの中ではヘビー級トップクラスの重量です。
メカニカル的な話はパスしまして、今回ステアリングを握りましたコンチネンタルGT―V8は、エンジン始動もW12と同じスタートボタンを押しての始動です。
エンジン音は、 W12のバスが効いたDo~より軽めのdo~って感じでとても品の良い音です。予想通りの展開ではありますが、時代の流れかスーパーカーもイコールで燃費を考えてダウンサイジングの時代でしょうか?ハンドルを握りシフトをDレンジに入れブレーキペダルから足を離し、まずは駐車場から出るためにハンドルを右に切り「あれっ!私の知っているベントレーと違う、ハンドルが軽くなったのか?車重の違いなのか?」私の印象ではコンチネンタルGTは少し硬い硬派なイメージでしたが、ハンドルが軽いという訳ではなくフィーリングがしなやかになったのでしょうか。
ベントレー広島のマネージャー様曰く「W12を乗られた方は少し動かしただけで、軽くなったね、と皆さんおっしゃいます」とのコメントを頂きました。
なるほど、はやる気持ちを抑えつつ車道に出てアクセルに力を加えていくと過給と共にV8エンジンが軽快に吹き上がります。素晴らしい!見事に予想を裏切られ、気を抜いていたら加速Gで意識が薄らぐほどです。低回転から重たい車重など物ともせずに一気に吹き上がります。高回転ではウエストゲートからのバイパス音でしょうか、軽やかなV8の排気音にレーシーな?ノイジーな?サウンドがプラスされたように思いました。
4000ccのV8で2.5トンだし、たいした事はない!なんて、とんでもない、失礼いたしました。V8を舐めておりました。W12の重厚で低回転域からのトルクフルな走りも素敵ですが、街乗りでも軽やかに乗りこなせ、一度アクセルを踏み込めば異次元の世界へと導いてくれるラグジュアリースーパースポーツの選択肢がまた一つ広がりました。
気になる燃費のお話ですが(私だけでしょうか?)W12が実測で市街地は3.5Km/L~4Km/Lで、松山~今治で燃料計の1目盛近くが減ります。W12に比べV8は公表データで市街地が6.32Km/L郊外が12.5Km/Lミックスで9.17Km/Lだそうです。
いかがでしょうか、少しはご理解いただきましたでしょうか?この内容と私の文章力ではムリですよね…(汗)
そこで、皆様にベントレーの良さをもっとご理解して頂きたいと思い、来年2013年はベントレーの試乗会など色々とイベントを開催したく企画しておりますのでご期待下さい!
*弊社2012年度ベントレー販売実績
New Car New Continental GT W12 1台 Mulsanne 1台
Used Car Continental GT W12 2台