このクルマをひと言で説明するならば、ミニのワゴンタイプというのが率直に解りやすいと思います。ただし、普通のワゴンではないです。クラシックミニで言うところのトラベラーやカントリーマンという車種の流れを汲んだモデルで、昔のイギリスにあった狩猟時に使われたクルマのスタイルです。 狩りに出かける時には、猟犬と猟銃が積めればいいという発想で、むやみやたらに長くなっていないのがポイントとなっています。MINIの標準車を縦長に引き延ばしたような感じで、全長+24cm、ホイールベース+8cmサイズアップされているのですが、元々が小さいだけに、ワゴンとしては小振りです。観音開き式ドアを備える変型5ドアスタイルになっており、ユニークなのは、ボディが左右対称ではなく、右側ドアの後方にWキャブトラックのような小さな隠しドアを持つことです。これは、まず通常のドアを開けたあとに内側からしか開けられないものですが、後部座席の乗降性を大いに助けてくれます!